2020.06.13

勉強会

【研修】ファミリアキッズの療育について

令和2年度の研修(OJT)は、4月に「食物アレルギーについて」の勉強会を行い、5月は「ファミリアキッズの療育について」と題して、ファミリアキッズの療育理念や方針、大切にしたいことなどを新人さん向けにお話ししました。

※ 勉強会はオンラインにて実施しております。

(スライド:療育理念)

運営主体である(株)S&Sの基本理念「思いやりと優しさで人生に彩りを与える。」と共に、ファミリアキッズでは「子どもとその家族を大切に思い、安心・笑顔・意欲・自信に繋げる。」ことを療育理念としています。

(スライド:療育方針)

療育の方針は3つのカテゴリーに分かれており、お子様へは「個人の人権、主体性を尊重し、お子様の未来を豊かにするための、一人ひとりにあった療育を行っていきます」。未就学児への支援として、特に重要視しているのが家族支援です。家族さまへは「傾聴の姿勢を大事にし、育児や発達、就学に向けたサポートを行っていきます」。地域へは「地域への支援を重要視し、他の施設(園や学校、他事業所など)との関わりも密に行い、お子様を大事に見守っていきます」。

(スライド:私たちが大切にすること)

また、私たちファミリアキッズが大切にすることとして、1つ目は、『療育』を「子どもと他者や環境との繋がりを作り、支える支援」と考えます。これは、日常生活に困りごとを抱えているお子様の多くが、お友だちと上手く関われなかったり、集中して遊んだり何かに取り組めなかったりなどの課題を抱えているからです。お友だちや園、ファミリアキッズなどで安心して楽しく過ごせるように、知識や経験を総動員してサポートすることが療育と考えています。2つ目は、発達における困りごとに対し、諦めず考え、工夫し続けることです。また最後は、子どもとその家族、地域機関に寄り添い続けることとしています。

 

(スライド:療育プログラムの説明とねらい〜)

ファミリアキッズの午前の部、午後の部の大まかな流れと、それぞれのプログラムの内容やねらいを記載しています。

(スライド:はじまりの会、おわりの会〜)

各プログラムの内容やねらいを載せています。

最後に、個別療育について簡単に説明しました。

 

(スライド:個別療育〜)

個別療育では、理学療法士や作業療法士が、共有あそびのプログラム時間において数名の個別指導を行います。

小集団療育同様、発達評価のもと、計画を立てプログラムを実施しています。

個別療育のパターンは2つあり、①対大人で取り組む「シングル療育」と、②お友だち二人をサポートする「ペア療育」があります。後者はお子様のお友だちとの関わりをサポートするSocial play(社会的なやりとり遊び)を通じた社会的コミュニケーション療育です。

また、療育内容の種類として、①得意なこと、好きなことを伸ばすトレーニングと、②その子の得意、出来ることを利用しつつ、苦手なことを伸ばすトレーニングがあり、ほとんどの場合、混合的に実施しています。無理せず、出来る範囲で、楽しく取り組めるよう工夫をしながら実施しています。

以上が、5月のOJTの内容となります。6月は個別支援計画について勉強会を行い、どう計画を日々の療育に反映させていくかなどを皆と話していきます。

ファミリアキッズ門真 理学療法士 福澤友輝