2017.11.02

勉強会

【研修】発達性協調運動障害(DCD)に関する勉強会

夏に、発達性協調運動障害(DCD)に関する勉強会を行いました。

メインの内容は、今年4月に行われた「第1回 日本DCD学会 学術集会」の伝達です。

日本DCD学会 → http://dcdjapan.main.jp

発達性協調運動障害とは、明白な身体障がいや体験不足などの要因を除いてもなお、”動作の不器用さ”を呈している発達障がいです。

SLD(限局性学習障害)やAD/HD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)との併存が多いことでも知られています。

ファミリアキッズでは、初期アセスメント時、発達全般の評価に加え、運動の不器用さに対するチェック(ボールコントロールやバランス、手の巧緻性など)も行い、もしDCDの可能性が疑われる場合、療育プログラムに運動療育を加えることも検討していきます。

療育プログラムとしては、ボールのコントロール練習やバランス保持の練習、目と手の協調運動練習、細かい指使いの練習、手の感覚練習など、その子に必要な内容をピックアップし、トレーニングを行っていきます。

DCDという障がいは、日本であまり知られていない発達障がいなので、少しでも日本に広まり、悩んでいるお子さん、ご家族の助けになればと取り組んでいます。

管理者 福澤